怒鳴る上司は、イライラして感情に流されているだけ。叱られる側への思いやりは見られない。

職場での上司に対する悩み、いろんな話を聞きます。

ささいな愚痴から、とんでもなく深刻な話まで。でも上司に対する悩みとして最も多いものが、心無い言動に対するものです。

私も長いこと?会社員として働いてきたので、上司に怒鳴られたことは何度もあります。また、同僚が怒鳴られているのも何度も見ました。

それらを見て思ったのですが、怒鳴られることは、怒鳴られる側にプラスの感情や結果をほとんど生まない、ということです。

怒鳴る側は、激しく叱ることで次回からの望まない結果を防ごうとしているのでしょうが。もしくは、そんな高尚な?考えもないのかもしれません。

人間というのは、実にデリケートで敏感なものなのですね。相手の考えていることや感情を、かなり正確に把握できるものなのです。

相手がどのような意図で当発言をしているのか、なんとなくわかるものなのです。ましてや、叱る側に見下しや馬鹿にした気持ちがあると、目に見えるようにわかるものです。これは長年の経験から自信を持って言えます。

私は仕事柄、チラシを配ったり人の話を聞いたりしますが、強く出ることができる立場を利用して傲慢な態度をとる人間とそうでない人間とでは、話す言葉の内容も雰囲気も全く違います。

一般的に、上司は部下に対して強く出ることが出来る立場の人間です。

その立場に甘んじ、気遣いを怠り、感情に流されるだけの人間は、部下の管理に対してありふれた結果しか残すことができないでしょう。

逆に、立場に甘えることなく、気遣い、時に乱れる感情を理性で抑え、部下を思いやろうと努力する人間は、部下の管理に大きな結果を残します。

感情的になって怒鳴るような上司は、しょせん「怒鳴る・声を荒げる」こと、つまり恐怖と威圧で部下を押さえつけて物事を乱さずに進めようとしているだけです。恐怖の感情は、部下の仕事に対する愛着を当然失わせます。

逆に、思いやりと気遣いで部下に接する上司のもとでは、部下は常にのびのびとしていて、それが職場のいい雰囲気と作業効率の向上につながります。

なぜこのように明確に結果が異なるのに、人間はなぜ安易に「怒鳴る上司」になるのか?

人間は生物であり、本能的に弱い(と思われる)ものに対しては力でねじ伏せようとするからではないだろうか?

ということは、傲慢ですぐ怒鳴る上司というのは、口では「社会とはああだ、こういうものだ」といかにも知性的なことを言っておきながら、実際の行動は「本能のおもむくまま」ということになります。

人間は理性や思いやりを持つことで、他の生物を一線を画す。

このような理性に欠けた上司の言動に心を痛める人は、心が優しくて繊細で、より理性的な人。

すぐに吠える本能むき出しの動物上司に、理性的な人間が心を痛め、何かしらの不利益を被ることは、あまりに悲しい出来事だと言えます。

見過ごしてはならない・・・決して。動物上司に、理性の雷が落ちんことを。

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