『リデルハート 戦略論 間接的アプローチ』 ~基本的な内容について

今日は、私が暇があると手にとって読んでいる本を紹介しましょう。

古今東西の兵法を研究してきたリデルハートさんの『戦略論 間接的アプローチ』です。

リデルハート戦略論 間接的アプローチ 上

リデルハート戦略論 間接的アプローチ 下

この本の考え方は、日常生活の様々な場面で、本当に役に立ってきました。仕事でも、労働紛争でも、そしてアルバイトの時でも、身を守るときでも、です。

もはや本を読んでいるだけ、とは言わせないくらい、活用していると思います。

どのような本であるのか?簡単に言うと、ある戦略的目的を実現するためには、真正面からドーンと当たるのではなく、一回、もしくは複数回の牽制や態勢崩しなどを行って、こちらに有利な状態としてから攻撃する、ということを説いています。

その牽制などを伴った戦い方を、リデルハートさんは、「間接的アプローチ」と言っているのです。

本書の基本的な流れを説明しましょう。『戦略論』の構成は、

★第一部 紀元前五世紀から二十世紀までの戦略

★第二部 第一次世界戦争の戦略

★第三部 第二次世界戦争の戦略

★第四部 戦略及び大戦略の基本的事項

となっております。

第一部から第三部までで、過去の戦争の例を取り上げます。そしてその中でどの決断と行動が戦況を間接的に有利に導いたかについて説明していくのです。

最後の第四部では、これらの説明の締めくくりとして、以下の8つの命題を掲げています。

☆目的を手段に適合させよ
☆常に目的を銘記せよ
☆最小予期路線を選ぶこと
☆最小抵抗線を利用せよ
☆予備目標のある作戦線を選択せよ
☆対手が油断してないうちは、わが兵力を打撃に投入するな
☆いったん失敗した場合は、それと同一の線に沿う攻撃を再開するな
☆状況に対応できるように、計画および配置に柔軟性を心がけよ

・・・これら8つの言っている内容については、また日を改めて説明したいと思います。

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