交渉の場で行われる『脅迫』の撃退法(2)~脅迫の無意味さを相手に伝える

『脅迫』が交渉の場で行われた場合、まず何からすべきでしょうか?

相手から脅迫めいた言葉を告げられた時は、悔しさや怒り、または恐怖から頭の中が真っ白になるかもしれません。

しかしここであわててはいけません。

この場合、まず初めにすべきこととは、脅迫することの無意味さを相手にしっかりと伝えることです。

そのことを伝えるだけでも、脅迫された場面においては容易なことではありませんが・・・

前にも書きましたが、脅迫は、脅迫された相手に、不信感と反発心を植え込むだけです。そして冷静な話し合いを生み出す可能性を極端に減らしてしまいます。

あがらない?話し上手になる方法

ですから、脅迫してきた相手に、

「そんな脅しめいた話をされても、この問題が解決するとは思えません。私はあなたと話し合いにきたのです。」

「そのような話で互いが不愉快になって、一体どうして建設的な話し合いができるのですか。もう一度話をはじめに戻し、互いに落ち着ける点を見つける努力をしようではありませんか」

などと、冷静になって諭していくのです。

脅迫を受けたあなたは、心が緊張し、怒りや不愉快な気持ちで声が震えてしまうかもしれません。しかし震えながらでもいいので、相手に伝えるのです。

脅迫にのって、脅迫で返したり、感情的になって怒鳴ったりするのは、ドロ沼にはまる可能性を生み出します。

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