多くの人は、一生かかっても飽きることのない「夢」をなかなか思いつかないはずです。
私もそうでした。学生から20代後半まで意地になりつつも追い続けた目標に敗れたあとは、本当に放心状態になっていました。
何をしよう、というよりも、これからどうしたらいいんだ?という感じでしたね。
仕事など選べる状態ではなかったです。たくさん面接を受けて、採用してくれるところに入るだけでした。
心の空白を埋めようと週末にスポーツにふけったり、慣れないアウトドアをしてみました。これらはとても楽しかったが、生きがいとまではいかないな、と少し冷めた目でみてました。
その状態は本当に長く続きました。
ながらく、以前心の底から思い描いた理想みたいな憧れを忘れていました。
それを思い出させたのが、最後に経験した労働トラブルによる退職だったのです。キッカケとしてはあまり好ましくないけど、これが昔を振り返る時間を与えました。
退職後は、本当に考えました。昔を探るつもりはなかったのだが、自然と心が躍っていた時代を思い出すのです。
それがゆえに、昔思い描いていたものを思い出しました。
自分がむかし考えていたことを思い出す作業は、考えている以上に大変だが、面白いものです。
忘れていた理想や特技・好きだったことなどを見つけることはある意味とても感動します
これは一種の『旅』ですね。
その長い旅の中で、なんども寄り道したり、道を間違えたりして、やっとたどり着いた場所・・・
過去にとらわれるな、とか、後ろを振り返るヒマなどない、などと言わず、ぜひとも昔の自分と話をしてほしいですね。
憧れを思いだし、再び心が躍るかもしれませんよ。