それぞれの中間目標ごとに、いくつかの小目標を打ち立てました。次は、これらの小目標をクリアしている番ですね。
小目標を一個づつクリアしていく作業は、前に前進しているという感覚を強く味わうことができるので、取り組んでいても楽しいのものです。
しかし小目標はたくさんあると思います。行き当たりばったりで取り組むよりも小目標に優先順位をつけ、もっともはやく取り組むべきものから片付けていきます。
具体的な方法を説明します。
中間目標がAからDまであったとします。
中間目標Aの小目標が5つあったとしたら、その5つの中で優先順位を決めます。
最も優先すべきは、「その小目標が達成されないと他の小目標に取り掛かることができないもの」です。これは分かると思います。
そしてもう一つは、「最も効果の発揮するもの」です。しかしそれは最初は分かりづらいと思います。まずは頭で考えて、これに取り組むことで大きな影響を与えそうなものを一番に選び、取り掛かりましょう。
この作業を他の中間目標B~Dの小目標にも行います。
そして一週間の計画の中に、Aの第一の小目標、Bの第一の小目標、Cの第一の小目標、Dの第一の小目標を組み込むのです。
おそらく、いろいろと用事の多い皆さんには、これが限界ではないでしょうか?
あまりに時間のない人は、一週間中に4つの最重要小目標に取り掛かることが出来ないかもしれません。
その場合は、まずAの最重要小目標を片付け、その次の週にBの最重要小目標を片付け…という感じで少しでも前に進みたい。
でもできることなら、やはり同時にすこしづつ・・・がいいですね。
夢をかなえるための道のり(4)・(5)で例にとった、探偵志望の青年にもう一度登場してもらいましょう。
探偵になるために、護身術を習いたいと考えた彼。彼は「護身術をならう」という中間目標に3つの小目標を挙げていましたね。
そのなかで最も優先すべきは、「護身術とはどのようなものか調べる」でしょう。調べないと、どの護身術を習うか?どの護身術なら自分にできそうか?どこでその護身術を習うか?を決められないからです。
彼は、他の中間目標ごとの最重要小目標とともに、「護身術とはどのようなものか調べる」という小目標に取り組んでいくのです。