選択には、大きいものから小さいものまで様々なものがあります。
大きい選択は「決断」と置き換えられるほど、重要なものとなります。
しかし大きな選択の場でいきなり「心の声に従って選択せよ」などと言われても怖いと思います。なぜなら私たちは、小さいころから、周りの人間が納得するような選択をすることを教えられてきたからです。
心の声にしたがって選択できるようになるには、手頃なものから、もしくは簡単なものから練習が必要だと思います。
よって最初の選択は、未来に大きな影響を及ぼすことがないような手ごろな場で気ままに選択しましょう。
例えば、あなたが車のドライブなどをしている時はどうでしょうか?
道を走っていると、面白そうなルートを発見したとします。普段なら、
「面白そうだけど、帰るのが遅くなるし、そっちの道はよくわからないから、いつもの道で帰ろう」
と考えていつもの道で帰ります。しかし、まずこの場面を練習の場に利用するのです。
多少時間は遅くなってもいいから、こちらの面白そうな道で帰ろう、と変化と冒険を友にして前にすすみます
私事で失礼します。
私はよく自転車で用事の帰りにそのまま軽いサイクリングに出たりします。
その時、いつもの漕ぎなれた道を離れると、周りには新鮮極まりない風景が流れ去ります。
いつも周辺を通り過ぎているはずなのに、見たこともないような景色に巡り合います。
サイクリングのような未来に直接関係ないような選択の場でなら、恐れずに選択できます。少しずつ選択の場を移していけばいいのです。
最初が肝心。最初の試みでも、今までと違った結果、違った景色が見られます。
いつもの選択と違った結果を、心地よいものととらえるか、不快なものととらえるか。その違いは大きな違いを生みます。その違いを楽しい、と思えたならば、かなり鍛えられている証拠です。
その楽しさ、味わってください。