心のままに行動するための練習(1) ~心のままに行動する試みを制限する作用を知る

心のままに行動するための練習・・・と題して、日常生活で取り組むことができる手軽な方法で、心のままに動くための練習方法を紹介したいと思います。

「心のままに動く練習」は、不当な会社から超越するため未来に向けて行動するという習慣を作る手助けとなるでしょう。

歳を重ねるとなかなか心の命じるままに行動をする、ということができません。

心の中には、思うままに行動しようとするとそれを制限する作用が働くからです。

同じ会社で長年働いている方は、特にそのような作用が働きやすいのです。その会社が誠実で普通の会社であるならば、そのような作用が働くことは望ましいのかもしれません。しかしこの心のままに動くことを制限する作用は、ブラック企業のような不当な会社に勤める方にも作用します。

◆「ここでもっと先に進んだら、帰りはきっと大変になるだろう」

◆「~したいという理由だけでこれをして、一体どうなるというのだ。」

◆「やってみたい気持ちはあるけど、失敗して恥をかくのは嫌だからやめておこう」

てな具合です。

ブラック企業に勤めているなら、すぐに行動して新しい世界に旅立った方がいいのではないか?心の命じるものを明確にし、すぐさま行動すべきだ、と思うはずです。

しかし人間というのは、たとえどのような環境でも(もちろんあまりにひどいのはいけませんが)慣れた場所にとどまりたい、という習性を持っているようです。

心の声に従いブラック企業から旅立つための努力をするよりも、その場所にとどまる理由を見つけて、何も行動しない方がいいのです。

この「慣れた場所にとどまろうとする作用」は、思った以上に強力な作用です。

少し例を挙げて話してみましょう。

皆さんには、慣れた環境を強制的に旅立って(例えば『卒業』など)、新しい環境に進む(例えば『就職』など)経験があったと思います。

その時、皆さんは慣れた環境を懐かしく感じることはありませんか?

新しい環境に進むことによって今までつちかってきた人間関係もすべてゼロになります。もとからその環境にいた連中の「よそ者扱い」や、失敗した時のここぞとばかりの注意に、嫌な思いをした経験があるはずです。

そのような居場所のない、心の定まらない、不安に満ちた気持ちになった記憶がトラウマとなり、私たちの次に進むための決心を鈍らせるのです。

【心のままに行動するための練習】 と題する記事では、心のままに行動するためのヒントを、軽いものから進めていこうと思います。

日常生活の中で新しい思考パターン(心の声に従って決断すること)をもとに選択をしつづけ、その積み重ねがブラック企業から旅立つ時に大きな力になることが 【心のままに行動するための練習】  の目指すべき目的です。

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