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望む未来に向かって動けば、ブラック企業を旅立つ転機は来る

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転機は突然やってくるものです。転機というと、何かしら喜びに満ちた、いい方向へのターニングポイント、というイメージでとらえがちですが、いい場合も悪い場合もあります。しかし内容はどうであれ、それはあなたがブラック企業を旅立つ転機となるのです。

このページでは、「転機」が来た時に、それを現状が好転するきっかけとできるような考え方を説明していきます。

コツコツと努力を重ねていれば、労働法違反の会社を旅立つ転機が突然来る

 あなたがまさに今現在、会社の卑劣な行為に苦しめられているならば、是非とも聞いてもらいたいことがあります。

 それは、「望む未来に向かって動いているなら、転機は来る」ということであります。自己啓発論、もしくは精神論の始まりか?と言われそうですが、これは結構バカにならないくらい、起こりうる現象です。以下で詳しく説明しましょう。

目標に近づく選択をし続けるから、その積み重ねの結果が普通の出来事を「転機」足らしめる

 望み続けるならば、夢は必ず叶う、と言います。なぜそうなのでしょうか?望み続けるならば、神様が憐れんで突然願いを叶えてくれるからでしょうか?

 はっきり言うならば、転機を迎えることができたり目標を実現できるのは、神様の力でも何でもありません。あなたの日頃目標に向かって努力している行動による積み重ねが、目の前の出来事を転機とさせているのです。

 宗教信仰者が「神のおぼしめし」と考えていることを、目標を実現した人は自分自身で行っているのです。それは偉人のみに出来ることでしょうか?いいえ、私の周りにも目標を実現した”普通”の人がたくさんいます。

 現代社会では価値観が多様化し、人生の節々での選択が人生の行きつく場所を大きく変えます。望む未来を求めて行動しつづける人は、日常の中で次から次へとくる選択の場で、目標実現に近づく選択を自然にし続けます。時に目標実現の方向と逆の選択もするでしょうが、そのようなことは少数回であり、圧倒的に実現と同方向の選択をし続けます。

 一個一個の「選択」による行動によってもたらされた成果は、目標実現への残距離をほんの少ししか縮めないでしょう。しかしその人は求め続けているので、次から次へと縮めるための成果が為され、時の経過とともに残距離をほとんど失くします。

 ある一定のラインを過ぎると、積み重なったものが、その人を今まで居た場所で留めておくことを許さなくなるのです。転機はまさにその時です。今までとは違った、何か大きな転機が来て、その人は旅立つのです。

「転機」は、いい形で現れるとは限らない

 その「転機」ですが、いい形でやってくるとは限りません。時に労働者にとって過酷な出来事が転機であったりするのです。

 会社の巧妙な策略による解雇等により会社を追われることで、積み重ねを活かす機会が来るかもしれないのです。私の例(後述)がいい例でしょう。

 大事なことは、悪い出来事ですら「転機」にするために、日頃からの地道な行動を怠らないことです。一日少しでもいい、その行動が成果を蓄積させ、成功を招くのです。

私の転機 ~ブラック企業を旅立った時の思い出

ワンマン社長の野心ゆえの方針転換により、社内の雰囲気が激変。ブラック企業へ。

 私がいた会社は、地元の企業や古くからの取引先を大事にしつつ細々と利益を上げていく、中小工具メーカーでした。

 しかし社長の交代・社長の方針転換によって、社内の雰囲気は一変しました。「若手重視」と、「古くからいる人間軽視」の傾向が顕著となり、性急な改革に少しでも反対する者は、容赦ない嫌がらせによって退職に追い詰められるような、絵に描いたようなブラック企業へと変身しました。

 そのような体質の中で新たに上司に任命される人間など、冷徹でなければ務まりません。私の上司となった人間も、他人に対する思いやりの欠如した人間でした。上司としての立場におぼれ、人が傷つくような言葉を平然と述べ、それが多くの課員を苦しめました。この上司の上役(部長)も、ワンマン社長に逆らって自分の身に害が及ぶことを極端に恐れるタイプだったので、結果苦しむ課員を見殺しにしていました。

 私が社会保険労務士の資格を持っていること、法律をずっと勉強してきたことは皆知っていたため、同部署の一部の課員や、他部署の同僚らは、頻繁に私に質問をしてきました。しかし、それが良くなかったようです。私は「余計な知識を吹き込む反乱分子」のような扱いを受け始めました。私が懇意にしていた上司がそのように思われ始めていることを、そっと教えてくれたのです。

 私はその危険な傾向を知っても、同僚らの相談を拒否できませんでした。むしろ、もっともっと勉強をするようになってきました。いざ皆で立ち上がる時に、必要な準備をしておきたい、と思ったのでしょうね。私は昼休憩時間・睡眠時間を一段と少なくし、法律職を始めるための勉強をもし始めました。社内の雰囲気が激変し始めてからの何か月間は、そんな生活をしていました。

事件発生。立ち上がったが誰も呼応せず、過酷な嫌がらせへ。同僚らの対応を見て、闘うことを見限る。

 間もなく、会社を去る転機が来ました。目に余る労働法違反(賃金の大減額・嫌がらせ配置転換)について、総務課の女性課長(社長の妹)に反発したことに対する制裁的人事異動(即日配転)がキッカケでした。

 私は皆に声をかけて戦う、という道を選びませんでした。配転されても「休職しつつ闘う」という手段もありました。完勝はできないでしょうが、この制裁をした社長と人事課の課長を苦しめる自信はありました。生活費もあったし、戦う知識も証拠もあった。そして労働組合の力も持っていました。

 なぜ止めたか?それは、今まで相談にのってきた同僚らが、一切心配もせず、声もかけず、遠目でうわさして今回のことを笑っていたからです。それを聞き、空しくなり、悔いました。「私の助け方は間違っていたようだ。独りよがりだったのかもしれない。彼らは、ただ愚痴を言いたかっただけだ。」そう思ったのです。

 そして心の中に、「本当に助けを求めてくる人だけに、力を貸したい。」という希望が湧いてきました。その心境の変化こそが、私のとっての「転機」だったのです。

今でも、目標に近い方のドアをノックし続けている。

 目標を達成した多くの人が、ひたむきに目標に向けて選択し続けていたら、知らぬうちに目標のすぐそばまで来ていた、と言います。私はまだ目標を実現していませんが、会社員時代と比べものにならないスピードで目標を追わせていただいてます。

 このページのタイトルように「求め続けるならば、転機は突然やってくる」を体感したいのならば、小さな選択・努力を軽視せず、常に目標に近い方のドアをノックするべきでしょう。時にネガティブになって遠い方のドアをノックするでしょうが、気にせず進むがいいでしょう。

 この言葉は自分に言い聞かせているむきもあります。共に選択をし続け、目標を実現していきましょう。

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