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見て見ぬふりの同僚は即見限り、会社との戦いに集中する

ブラック企業の不当な行為と闘う時、見て見ぬふりをする同僚などは即行で見限り、使用者との闘いに専念することが大事です。見て見ぬふりの同僚になんか時間を使っても意味がないからです。まして同僚に遠慮するなんぞもってのほかです。彼らは自ら進んでブラック企業に隷従しているのです。遠慮は一切必要ありません。あなたは声を挙げ、権利を実現しましょう。

見て見ぬふりをする同僚に対する怒りで時間を取られるのは時間の浪費

 「私がこんなに苦しんでいるのに周りは知らん顔だ」

 「同僚はみんな見て見ぬふりばかり、もう見損なった」

 私も労働紛争のたびに同僚に見て見ぬふりをされた経験があるので、その気持ちはよくわかります。あの時はいつもそう考えていました。

 しかし時を重ねつつ同僚らと深く語り合う過程で、見て見ぬふりをする同僚の一部には止むに止まれぬ事情があることが分かったのです。

 心ある一部の同僚は、本音ではあなたに手を差し伸べてあげたいと考えているのです。しかし自分の置かれた状況ゆえにそれができないのです。それについては◇労働法違反に反発して孤独になっても、誰かが心の中であなたに味方をしているで少し触れました。

 同僚は黙っている自分が悔しくてしょうが無いでしょう。彼らは誰が正しくて、誰が理不尽であるのか知っているのです。知っていても自分の置かれた環境の為、あなたに加勢することができないのです。

 私は以前、「君の味方をできない、私には家族がいて、今の収入に頼ってしまっている。申し訳ない」と涙ながらに先輩同僚に告白された経験があります。

 もちろん私にはその同僚を責めることなんてできませんでした。その人が悪人なわけではないですから。従業員をそんな気持にさせている理不尽な会社が罪深いことであるのは疑う余地がありません。

 そう考えると、何も行動を起こしてくれない同僚を責め、従業員同士のつながりが薄れることは、労働紛争においては無意味なことであると言えます。

 不当な会社と闘うことを決意した私たちは、その全精力を闘いのあらゆる局面に投じるべきなのです。

 同僚の立場を全く顧みず、ただ行動を起こすことができない彼らを批判ばかりしていては、従業員同士の連帯感・つながりが無くなり、従業員同士の合従を嫌う使用者の思う壷となるでしょう。それだけは何としても避けたいのです。

職場で同僚らから孤立した場合はどうすべきか?

孤立してすぐに会社の容赦のない追撃がやってくることに、覚悟を決める

 労働紛争が発生すると、会社は綱紀粛正を図ってきます。そして立場の弱い者にしわ寄せをくらわせ、事態の収拾を図ろうと考えます。

 立場の弱い人とは一体誰でしょうか?それはもちろん、会社に立ち向かったことで孤立しつつある労働者であります。会社は、弱い立場に立たされた労働者にほぼすべての不利益を押し付けて彼を放逐し、事態を収拾しようとするのです。

 孤立した労働者にとっては圧倒的に不利であります。会社は弁護士・社会保険労務士・経営コンサルタントらの悪知恵を駆使し、行政官庁に睨まれない範囲・司法上責任を問われにくい範囲でその労働者に不利益を強いてくるでしょう。

 同僚の無関心で冷たい態度に加えて、専門家たちの容赦ない攻撃。まさに絶対絶命の大ピンチだと言えます。

まずは足元をみて、今自分にどれだけの持ち駒があるのか調べる

 絶対絶命の大ピンチに追い詰められたら、そこから何もする手だてはないのか?

 確かに極めて厳しい闘いになることは必至です。しかし追い詰められた以上、その場で一旦冷静になって「今自分が持っている持ち駒」を見極める必要があります。

まず同僚らの本心を確かめること

 まずは同僚らの心であります。本当に自分は、完全に孤立してしまったのか?同僚は私を軽蔑しているのか?それを確かめることです。

 会社生活の表面では無関心を装っているが、実は申し訳ないと考えている可能性もあります。そのように思ってくれている仲間を見つけるだけでも、その職場での孤独感はかなり和らぐハズであります。

 内密に、同僚の気持ちを確かめてみましょう。心の底で味方になってくれる気持ちを確認するだけで十分であります。それが最初にすべき事だと思います。

会社の不当な行為を追及すべき材料があるかどうか状況を分析する

 次に、手元に会社の不当な行為を立証すべき材料があるかどうか、冷静に分析します。労働紛争は怒りだけで戦うことはできません。会社の違法性を証するモノが必要なのです。

 そして今自分の手元に会社の不当な行為を証するモノが無かったら、それを地道に集める必要があります。その作業は、会社に反意を表した後では大変であります。しかしそれをしないことには、裁判所も労働基準監督署も、外部労働組合も動かせません。

 逆に、証拠収集が厳しいようであれば、しばらく徹底抗戦を避け、会社にとどまる作戦を練るのが賢明なのです。

 会社と戦う時の一般的な対抗方法は 泣き寝入りの原因を知る ~労働法違反の基本的対処法① 、 会社と闘うため準備 ~労働法違反の基本的対処法② 、 様々な証拠の活かし方 ~労働法違反の基本的対処法③ を参照。

状況が不利な場合、徹底抗戦をさける手段を考える

 「逃げるのか!」と言われそうですが、そうではありません。勝てぬ戦をしないだけであります。

 会社の行為を追及しうる証拠が得られず、会社もガードを固めた場合、その戦はもはや勝ち目の薄い戦となります。そこで意地を張って突撃して、後の生活に深刻な影響を与えるのは避けねばなりません。

 労働紛争は、玉砕をして全て終わりではありません。その後の生活をしっかり考えておかねばなりません。その生活を守るためになら、会社にとどまることができるよう、顔の利く上司等に働きかけてもらうことも考えます。

 どうしても黙るのが嫌なら、じっくり考えて働く場を変えるのも選択肢の一つです。

 私自身も、勝ち目がないと判断した時は、しばらく会社員の地位を守るために譲歩して時間を稼いだ経験があります。その行為はなんら恥ずかしくないものと信じています。

 ・・・孤立した時の辛さは絶大ですが、乗り越えるのは不可能ではありません。完全克服は至難ですが、どうか出来ることを積み重ね、状況を改善していってください。

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