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「詳細なメモ的日記」という証拠を記す

ブラック企業に対して優位に立つための有効な証拠の一つに、「詳細なメモ的日記」があります。日記?そんなもの、書き換えもできるし、証拠になるの?という疑問がわくでしょう。しかし、常日頃から「証拠として記録」することを意識して記していくことで、裁判等で意外な力を発揮してくれます。

このページでは、「詳細なメモ的日記」という証拠を記す方法などについて紹介したいと思います。

「録音」を補う役目を持つ「メモ的日記」

詳細なメモ的日記は、録音を補う役目を持っています。

 労働紛争では、会社が不当な行為を行った時期も非常に重視されます。

 例えば、賃金の改定の通知です。当然賃金計算期間に入る前に通知をしなければなりません。

 その通知がなされたとしても、その通知日が通知書や掲示板に全く記載されていなかったら、例え賃金計算期間に入ったのちに通知がなされたとしても相手が言い逃れをすれば、遅れて通知がされた事実を証明出来ません。(※この賃金のケースについては他にもいろいろ問題はありますが、今は例え話で挙げました。監督署では、賃金減額通告時期も最近はシビアでは無いようです)

 そこで、詳細なメモがあれば、それぞれの違法な行為の時系列・流れ・つながりを知ることが出来、一体いつ、録音された面談や一方的な通知がなされたのか分かりやすくなります。

 録音は違法行為の内容を具体的に証明し、詳細なメモ的日記は、各証拠がいつなされたかの時系列を証明します。もちろん、詳細的なメモには、事実があったであろうことを証明(容易に推定させる)という効力もあります。

 いわば、「録音」は点、「詳細なメモ的日記」は線です。その二つが合わさってつながりが明白になっていくのです。

 勘違いしないでほしいのですが、片方の証拠だけしかなくても悲観しないでください。あくまで2つあれば望ましい、ということです。

 ただ、メモは改ざんが容易という点で、証拠能力が低い、とされるケースもあるのも事実です。しかし、だからと言って取らないのはマズイです。その時々で出来ることを積み重ねていきましょう。

メモ的日記に記録しておいた方がいい事項

 詳細なメモ的日記で強い証拠の効力を得たいならば、主に以下の点を記載してください。

  • 日にち
  • 天気
  • その日社会で起きた出来事
  • その日に会社で起きた出来事についての自分の感想
  • 起きた出来事の内容
  • 言われた内容と自分の感情
  • 自分の体調
  • サービス残業させられたなら、させられた細かい時間と、指示した人・残らざるえなくなった経緯

なるべくパソコンにではなく「ノートに自筆」で書く

 私は「1年日記(ダイアリー) B6 横書 日付表示なし」のようながっちりした日記帳を利用していました。本当は日々の成長日記を書きたかったのですが・・。しっかりした日記帳なので、今でもキレイに残っています。

 本人の筆跡で書かれ、なおかつ改ざんが目立ち安いノートならば、明らかに大幅な修正がなされていない限り、本人がその日に書いたことが推測できるので、証拠する力としては高くなるでしょう。

 私の知人で、隣家のトラブル時に、相手の言った内容や態度、その時の天候や自分の気持ちなどを詳しく書いて、簡易裁判の調停で損害を見事に賠償させたという例があります。

 リアルに書かれた内容が、判断させる人に「記載されている内容が本当にあったのだろう」と推定させたのでしょう。相手も言った内容に身に覚えがあり、ここまで明確に記載されているのでは・・・と観念したのでしょう。

 録音が取れなかったからといって落胆せず、今あなたに出来ることをすれば、在職中であればいくらでも後から補えます。弱い証拠の補いかた・録音・メモ以外の各証拠の活かし方については、各証拠の特徴・活かし方 ~労働法違反の基本的対処法③でも紹介します。

 

 ・・・では証拠収集時の注意点を次ページから見ていきましょう。

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