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兵法的戦い方(4):戦うことに専念し、戦意を維持する

「兵法的戦い方」の第四段階である、戦意を高いレベルで維持するための作業と注意点を説明します。

長い戦いの期間中は、事態が目まぐるしく展開していくことは稀です。ある意味、事態が進展しないことに対する「慣れ」・先の見えないことに対する「不安」から、戦う意欲が薄らいでいくことがあります。

古来より多くの戦いにおいて、戦う人間の戦意レベルは、勝敗を決定する重要な要素ともなっていました。直接刃を交えることのない労使間の戦いにおいても、戦意レベルが重要であることは間違いありません。

そんな大事な要素たる「戦意」を維持するために、私たちは何をした方がいいのでしょうか?また、何に注意したらいいのでしょうか?

それは、兵法的戦い方(2)で把握した、「紛争に集中できる期間」はしっかりと戦いに集中し、紛争期間中を通して他人の無責任な意見等に惑わされないようにすることです。

当ページでは、準備後の本戦において取り組んでいく内容と、戦意を維持するための注意点を、詳しく説明していきます。

公的機関の手続きを先に済ませ、その待ち期間で勉強や証拠集めをする

会社に、解決に向けての行動を求めることで、戦いは始まる。必要ならば、証拠保全の手続きを行う。

行動の開始(実質的な「宣戦布告」)により、労働紛争は火ぶたを切る。

 会社に対し、戦うことを宣言すること(宣戦布告)によって、第四段階が始まります。

 宣戦布告といっても、会社に対して「私は今からあなたと戦います」という文書を送付したり、電報を打つのではありません。宣戦布告は様々な形で行われます。集めるべき証拠がそろっている場合は、解決に向けての話し合いの場を求めることが宣戦布告になるでしょう。証拠がそろってない場合は、会社に、証拠の引き渡しを求めることが宣戦布告になります。労働組合を結成した場合は、会社に結成通知をし、第一回目の団体交渉を要求することが宣戦布告の代わりとなります。

会社が保管している証拠を確保するための行動を起こす

 民事訴訟法の改正により、訴訟当事者の証拠収集権が拡張されました。審理に入る前に証拠を原告が入手することで情報が共有され、審理開始後の流れの効率化を図ろう、というものです。労働訴訟の場合、必要な証拠は会社が保管している場合が多く、訴訟がはじまり証拠調べの手続きが行われるまで、原告は資料を基に適格な主張ができない、という現状がありました。民事訴訟法の改正は、その現状を改善するために行われたものです。

 労働訴訟においては、証拠の偏在が問題になっています。証拠が使用者側にあり、それが改ざんされるおそれもあり、また使用者側にだけ証拠があることにより裁判両当事者が争点についての情報を共有できず、裁判の過程で必要な時にその都度証拠調べと弁論を繰り返さざるえない非合理的な状態に陥ることがままあります。

 労働者が、会社に対し証拠の引き渡しを求めた場合、拒否され証拠自体を隠ぺいしたり改ざんする危険性があります。ですから、会社側の拒否により証拠の引き渡しが厳しいことが予想される場合は、事前に証拠保全のための相談と手続きをしておき、そのうえで証拠の引き渡しを求め、拒否と同時に間髪を入れず保全手続きに入ることができるようにします。

 しかしこの一連の対応と手続きは、非常に複雑なため、弁護士の力を借りるのが一般的です。もし経済的に厳しい場合は、法テラスにて今後の対応を相談しましょう。

証拠の収集完了後、会社側との交渉へと進む。

話し合いの要求を行う。あわせて会社側に、要求に対する回答の期限を求める。

 証拠の収集後、会社側に正式に話し合いを求めます。

 我々にはゆっくりと労働紛争を戦う余裕はありません。話し合いを求める時は必ず会社側に、「話し合いをいつ行うか」についての回答の期限を要求し、圧力をかけます。会社側の牛歩戦術もしくは不誠実な対応への対策です。

 会社側が話し合いを拒否した場合は、内容証明郵便にて、こちらが求める内容を伝えます。そして求める内容についての回答も併せて求め、期日を定めておきます。その期間内に返答がない場合は、再度会社にアプローチなどはせず、公的機関の話し合いの場(労働局のあっせん・民事調停など)を利用するための行動に移行します。

話し合いでは、必要以上に攻撃的にならず、事前に譲歩の最低ラインを決めておく。話し合いの内容は、ボイスレコーダー等を使って議事録形式で残す。

 会社が話し合いに応じる意思を伝えてきた場合は、紛争の早期解決の最大のチャンスととらえ、穏やかに冷静に対応します。話し合いに応じてくれたことに対し、謝意を示すのも良いでしょう。

 話し合いに臨む前に、譲歩できる最大限のラインを把握しておきます。公的機関の話し合いの場でも、双方の譲歩による事態の収束はよく行われるからです。譲歩の最大ラインは、家族の皆さんと話し合って決めることをお勧めします。

 話し合いの様子は、議事録形式にして記録に残しておくと良いでしょう。話し合いの内容を精密に記録に残しておくためには、話し合いの場でのメモと、ボイスレコーダーでの録音が有効です。この作業は、労働組合による団体交渉では必須の作業です。しかし個人で交渉する場合も、是非ともやっておきましょう。

 話し合いの席にノートを持ちこみ、ボイスレコーダーは、鞄の中に一個、胸ポケットの中に一個、携帯電話のボイスレコーダー機能を利用してまた一個といった具合に、三個ほど持ち込みます。これは、会社側にボイスレコーダーを取り上げられたり、一個のボイスレコーダーの電池切れや故障による録音ミスを防ぐためです。

 会社側に録音の事実を伝える必要はありません。また、労働紛争が終わるまで、話し合いの都度録音していた事実は伏せておきます。会社側による「話し合い自体の拒否」を防ぐためです。

 話し合いの最中は、こちら側が相手方に話した内容と、相手方がこちらに話した内容、そして発言した人物を記録しておきます。簡単で構いません。話し合い後に、ボイスレコーダーを聴きながら、双方の発言の内容をより詳しくまとめます。この作業を行うには、パソコンが大変役に立ちます。

交渉で空振りに終わったならば、あらかじめ予定していた公的機関の紛争解決手続きの利用を開始する。

 交渉で空振りに終わったり、会社側が話し合いを拒否した場合、あなたがあらかじめ予定していた公的機関の紛争解決手続きに進みます。

 先ほども書きましたが、この手続きに進む前に、会社側に最後通告を出す必要はありません。最後通告を出しても会社側の対応はほとんど変わらないのが一般的ですし、最後通告の文面を誤ると、脅迫行為だとして騒がれる危険も生じるからです。

 もしどうしても通告をしたいのであれば、これからあなたが行う事実を淡々と羅列し、相手に報告するだけにしましょう。「~しなければ、○○へ提訴します」たぐいの文面は、避けましょう。「△△日までに回答がありませんでしたので、これ以後○○○へ届け出て□□□の手続きをします。お手数ですが、○○○より通知が来ましたら、つつがなく対応してくださるようお願いもうしあげます。」のように、これからこちらが行おうとしている予定・事実を淡々と記載するだけでよいでしょう。実はこれだけで、十分会社側に心理的な圧迫を与えることになります。

 この時期の流れとしては、利用する紛争解決機関に届け出をしたら、次の出頭日まで、勉強や必要書類の整理をし、出頭し、また次の出頭日まで勉強等をする・・・といった感じになるでしょう。

 日付入りの手帳を買ってきて(安い物で十分)、その手帳の日付欄に今分かっている重要な予定をすべて書き出ます。そして合間をぬって勉強や未来のための時間を費やします。

戦意を高レベルで維持するために知っておきたいこと

第二段階で定めた期間は、戦うことに専念する。

 兵法的戦い方(2)・紛争期間中の経済的見通しを立てる で立てた計画を、第四段階でもう一度しっかりと見直します。

 そこで立てた、「労働紛争に専念できる期間」は、戦う気持ちを維持し、戦いを我にとって良い方向に向かわせるための行動に費やします。以下で説明する戦意を喪失させる外的な要因を遠ざけます。

 第四段階では、会社との交渉や公的機関での手続き、仲間との打ち合わせなど、人と接する時間が多くなりますが、その時間が密に組み込まれていることは稀です。各スケジュールの間には、多くの空き時間があります。その空き時間をいかに過ごすかも、戦いに専念するために重要となります。

 紛争に関係する法律の勉強をもう一度するのも良いでしょう。第三段階ですでに己の紛争に関する箇所の勉強をしている人は、有意義な復習ができるでしょう。より深く理解できます。

 戦いに気持ちをシフトし続けるためには、法律の勉強だけが勉強ではありません。私がおすすめするのは兵法書の読破です。兵法書は、まずは「孫子」を読むことを強く勧めます。ビジネスに活かすために書かれた解説本は絶対に避けましょう。元本を訳しただけのものが良いでしょう。兵法は戦うためのエッセンスの結晶です。「孫子」は、戦争を経済的な視点から説いた箇所も多く、経済的な計画を立ててから強大な力を持つ会社に挑む私たちに、多くのアドバイスを与えてくれます。

 戦うことに専念している期間は、やはり心が苦しいものです。リフレッシュの時間は必ずとってください。紛争が終わった後に生涯をかけて取り組んでいきたいことを考えるのも良いリフレッシュになります。気持ちが前向きになるからです。

 ビジネス成功本ではない、人間本来の心に迫る哲学思想的な自己啓発本を読むのもおすすめです(老荘思想・般若心経・スッタニパータなど、万物の根源に迫る思想本等)。ビジネス成功本は、成功者(多くの場合企業経営者)のクセのある信条がこれでもかと並べられているのが普通です。会社の経営者と今まさに戦っている私達には、マイナスの作用を及ぼすのことが多いので注意が必要です。

 行動は、戦況を好転させるために使い、それ以外の時間はリフレッシュをして戦う力を再生させる。それこそが戦いに専念するための最も良い時間の過ごし方だと考えています。

戦意を維持することに努める。周囲の人間の無責任な言動に惑わされない。

 我々労働者にとって、会社は財力と人材力においてはるかに優勢です。そんな強者と戦う時は、ささいなことで戦意が弱められてしまいます。

 経済的な不安も、戦意を喪失させる大きな要因です。しかしそれは、事前の予測と計画・家族との協議で、ある程度解消されます(しかし事前の準備をしないと、経済的な不安は最も深刻な脅威となります)。

 「ささいなこと」には、周囲の人間からの無責任な言葉・行動・常識の押し付けも含まれます。言葉や言動であるがゆえに、戦う人はその脅威にさらされやすく、影響は極めて深刻です。私もそうでしたし、紛争経験者のほとんどの方が、戦っている最中の周囲の人間からの言動に苦しんだ経験がありました。

 残念ながら、「周囲の人間」には、親族ですら含まれてしまいます。その点では、労働紛争を戦いぬくことは、孤独との戦いだと言えるかもしれません。

 以下に、戦う労働者の戦意に、深刻な影響を与える典型的なもの4つを挙げ、それらに対抗するための心構えを挙げます。戦意の維持に役立ててください。

「訴訟はビジネスだ」という、弁護士らの考え方

 弁護士が書いた訴訟関係の書籍を見るとよく見られるフレーズが、「訴訟はビジネスだ」です。このフレーズには、使う費用・労力に対して勝訴で得られる利益が少なかったら、もしくはわずかに利益が多いだけならば、非効率的で割に合わないので考え直せ、という意味合いが込められています。

 自己の会社と戦った経験をかえりみて、また戦った人たちの考えをうかがうと、このフレーズのように言い切ることはできない、と確信します。会社と戦う時、損得で戦った人を、ほとんど見たことがありません。また、己の経験でも、利益を得る気持ちは全くありませんでした。

 ビジネス?損得?そんなことではなかった。強者のわがままや身勝手さに好き放題に扱われ、虫けらのごとく潰された悔しい気持ちに、もしくは大切な人や家族を脅かされ、軽んじられた憎しみに、区切りをつけることができなかったから立ち上がったのだ。

 相談を受ける人にも、同じようなことを言っていた人がいました。相談窓口で弁護士に「訴訟も辞さない覚悟」を打ち明けた時、会社との戦いにかかる費用や労力ばかりを強調され、司法実務の都合ばかりを並べたてられ、立ち向かう気持ちに氷水をかけられた経験を。私も、そのような経験をしたことがあります。

 訴訟はビジネスではない。少なくとも、圧倒的不利の中で、傷つけられた我が尊厳を取り戻すために戦う私たちにとって、ビジネスライクな考えは全く合わない。

 弁護士は、あなたの戦いの主人公ではありません。あなたの戦いの主人公はあなたであり、弁護士はしょせん司法機関の手続きに関する代理人に過ぎないのです。彼らは決して、全知全能の人間ではないし、社会生活上の特権者でもない。所詮同じ人間です。そして、意思決定はあなたが行うのです。もし誰かと戦うのならば、あなたの心が決めた「あなた自身の戦い」に理解を示し心から一緒に闘ってくれる仲間だけが、必要です。それ以外の人間ならば、たとえ弁護士であっても必要ではない、と言い切れます。

 損得を第一に語る弁護士に、戦意を奪われないように注意をしてください。

「みんな我慢している」という、周囲からの言葉

 「みんな」というのは、どこの誰のことでしょうか?その人のことを、私は知りませんし、知っていたとしても、その人がどのような信念や価値観をもって今を生きているか全く知りません。

 「みんな我慢している」という言葉を使う人は、「みんな」が、どのように具体的に我慢しているか教えてはくれません。また、そういう言葉を使う人は、その「我慢している人」が具体的に誰であるかを教えてくれません。なぜ教えてくれないのか?それは、そういう言葉を使う人が、「みんな我慢している」という言葉を、ちゃんとした経験や資料を基に話しているわけではないからです。この人たちのいうこの言葉に、なんの信憑性もないことになります。

 本当にあなたのケースと同じケースで我慢しているのでしょうか?その人はあなたと同じ考えの持ち主でしょうか?家族構成は同じでしょうか?いいえ、全く同じケースなどありません。ましてやそこで苦しむ人は同一人物ではありません。我慢するしないは、その人自身が決めることです。考え方も今までの人生経験も全く違う他人が我慢しているからといって、紛争のケースが似ているからといって、どうして「みんな」と同じようにあなたが「我慢」という決断しないといけないのでしょうか?

 労働紛争を起こし、戦うのはあなた自身。経済的に追い詰められる危険を冒すのはあなた自身。以前のような職場環境を失うのはあなた自身。戦うことで嫌な思いをし、悔しさの涙を流すのはあなた自身です。「みんな」や、「みんな我慢している」という言葉を投げかけてくる人が苦しみを負うのではありません。

 紛争を起こし、その争いの結果を受け止めるのは、あなた自身です。「みんな・・・」と声をかけてくる周囲の人間など、決して受け止めてくれません。外から見ているだけです。大した心配もせずに。であるならば、周囲の言葉に惑わされる必要はありません。すべての結果を受け止めるあなた自身が、あなたの心の中の意思に従ってこれからの行動を決断してください。

公的機関の公務員らの、見下した態度

 会社との戦いの過程では、行政機関や司法機関を利用することが多々あります。その過程の中で、窓口の相談員や、事件を担当する公務員らに心が乱されることが少なくない確率であります(親切で思いやりある公務員もたくさんいます)。

 そういう人間は、こちらが手続きで不慣れなことを心の中で笑い、イライラし、挙句にそれが態度に出て、せかしたり邪見に扱ったりするのです。

 一般企業のサービス業の場合、そのような態度を来るお客にし続ければ、たちどころに悪評が流れ客足が遠のくため、決して許される行為ではありません。会社や店の存続にかかわる大問題となります。。しかし公務員の仕事は、唯一無二の独占業務である場合がほとんどのため、例え担当した人間の態度が悪くて市民に不快な思いをさせても、市民の来訪が途切れることはありません。悪評高くても、市民はその場所に行って手続きをせざる得ないからです。そのやりきれない現実は、公的機関が接客のマナーや質を改善する努力を怠っていることの原因となっています。

 あなたの戦いは、優勢な力を悪用する人間たちとの戦いです。優勢な力や安全な立場に甘んじ、配慮を欠き、身勝手に走り、人を不快にさせる点では、悪徳使用者と傲慢な公務員は何ら変わりはありません。遠慮なく怒ってください。心の中に熱い炎を煮えたぎらせ、正論をたてに激しく怒ってください。

 今回の戦いは、あなたの人生において、最も重要な戦いのはずです。部外者(手続き担当者といえども、事務的で熱意の無い担当者であれば部外者です)に邪魔されるいわれはありません。

 彼らが、前例や己の都合を持ち出してきてあなたの権利行使に水を差そうとしたら、断固として意思を貫きましょう。彼らに邪魔されて、この段階でとどまっている暇はありません。嫌われる?大人げない行動?そういうことは、自分が不利益をこうむっても人と違ったことをしたくない人間が使う、決まり文句です。

 あなたは、泣き寝入りすることを拒否したのです。そしてあなたは、戦うために立ち上がり、今まさに解決機関まで足を運んだのです。もう、物事は動き始めてしまった。人を邪見に扱う公務員があなたの相手をしたならば、彼らの卑しい顔を見ながら今もう一度己の戦いの意味を信じ、計画にのっとって迷わず戦いましょう。

「復讐なんかしても何もならない」という、世間・周囲の考え

 あなたが労働紛争を起こすことが使用者に対する「復讐」のためであったとしても、それを世間や周囲の人間がとやかく言うことなどできません。何度も言いますが、労働紛争を起こすことで様々な危険や苦しみにさらされるのは、まぎれもなくあなた自身だからです。周囲の人間ではありません。

 「復讐」は、次のステップへわだかまりなく旅立つために大きな意義を持つ場合があります。

 考えてみてください。大切な家族の心の平安を、会社側の身勝手な思惑だけで踏みにじられた人間が、一体どうして何事もなかったかのように次の世界へ旅立てるのか?その場で受けた、虫けらのように踏みにじられた屈辱感と、大切な人を守ることができなかった悔しさ・無力感を、一体どのようにして忘れるのか?忘れることなんてできない。何も言わず、何も波風立てないで去ったのでは、私は何のためにあの場に存在して泣いたのか?私にだって、私の家族にだって、皆と同じように大切にしたいものがある・・・。

 「復讐」することは、会社に対する渾身一滴の反撃なのです。賃金が払われなくても、解雇が撤回されなくても、謝罪してくれなかったとしても・・・結果ではないのです。

 今回の仕打ちについて、私は許せなかった。決して受け入れることはできなかった。私だって一個の人間なんだ。私と私に関わる大切な人たちのために、労働者のとしての権利を主張して最後まで戦う。あなたたちのした行為が許せない、絶対に許せないから、可能性がある限り、権利を主張して最後まで戦いぬく。ほんの少しでもいいから、こちらが味わった苦しみや不快感を、味わわせてみせる。

 このような考えは、会社側の不当な行為で傷つき落ち込んだ心に、燃え上がるような力を与えます。確かに、喜びや希望・愛の感情は、人の心を鼓舞するでしょう。しかし怒りの感情も、人間の心に大きな力を与えるのも事実です。多くの紛争経験者が語っていますし、私自身もそう信じて疑いません。

 どうか、「復讐」に対する周囲や世間の安易な批判に流されないでください。あなたのような屈辱的な扱いを受けた人間だけにしか、「復讐」の意義は理解できない。あなたの心の声が「復讐」という名の戦いを望むならば、それに従うのが良いでしょう。

※「復讐」戦についての意義・注意点は、無計画で激情的な復讐は避ける~亡国は以て復た存す可からず を参照。

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